昨日紹介のSAMURAI(4764)急騰、本日も値上がり上位は低位株が独占
米国市場が3日ぶりに反発したことで底入れの雰囲気が強まってきました。
日本株はなんとなく出遅れ感があるように上値が重たい印象ですが、おそらく戻り売りで上値が抑えられやすいためでしょう。
米中の対立構造がある中で、市場の動きだけみると米国株に引っ張られて下落、中国株に引っ張られて下落と、日本が米国・中国それぞれと対立しているかのような売られ方をしています。
昨晩の米国市場ではファーウェイ制裁の一部で規制緩和と期限付き猶予の発表で過度な悲観ムードが後退しました。
ここ最近でとくに売り込まれているハイテク株や中国関連株に買い戻しの機運が高まっています。
ひとまずナスダックが底割れを回避し、SOX指数も2%超の反発で半値戻しました。戻りとしてはまだまだ物足りないものである一方、底入れ意識で相場は徐々に底堅さを取り戻すものと思われます。
足元のスケジュールを確認しますと、今週末のトランプ米大統領来日を前に24日に米USTRライトハイザー代表が会合する予定で、来週27日が日米首脳会談です。
さらに、英国のメイ首相がここにきてEU離脱をめぐって国民投票再実施する案を出しましたが、元々6月上旬にはEU離脱の採決がありますね。かの国はあれもヤダこれもヤダで結局何がしたいのか分かりませんね。日本も他人事ではありませんがメイ首相も大変だと思います(笑)。
あと、27日は米国・英国をはじめ休場で3連休となりますので、おそらく海外ファンド勢はここに合わせてポジションを調整してきたものとみられます。ようやくこれも一巡して、売り圧力も徐々に減少していくのではないかと考えています。
ここから6月にかけてはさらに重要イベントが目白押しとなってきますので、気を引き締めていかなくてはなりません。
よって、まず足元から整理すると、5月の下落トレンドも一旦終了を感じ取ることができ、おそらく市場全体としては売り方優勢の状況は変わらないから売り方の買い戻し中心になるかと思いますが、ここからはむしろ買い方の出番です。
為替はドル円110円半ばまで回復し、米10年債利回りも上昇で「債券売り、株買い」のターンが回ってきました。
肝心の買い方が弱気のまま入るとただただ狼狽するだけですので、売り方の餌食になります。
売り込まれた外需株を逆張りして利益を狙う好機と言えますが、中途半端な覚悟で相場に臨むくらいなら6月末までお休みしていた方がよいでしょう。
今の相場が難しいと感じる方は低位株などに狙いを絞った方が賢明かもしれません。
選挙も近いですので野崎印刷(7919)とか、出来高急増の千趣会(8165)、気付くと忘れているバイオ株の中でシンバイオ(4582)だったりとゴロゴロ転がっています。
低位株の中でも本命が知りたいという方は、単発スポットの【みんな大好き低位株】にご参加いただくとよいでしょう。
先の環境管理センター(4657)の大きめの相場でも、市場の物色が低位株に向いていることは証明されました。
本日のオンキヨー(6628)はわずか1泊2日で30円→57円≪上昇率+90%≫ですから凄まじいパフォーマンスですよね。
とくに資金が少ない場合には、低位株は株数を多く仕込めますので非常に魅力的です。低位株が動く時期は1年の中でも限られていますので、つまるところ「期限付きの相場」になります。すなわち、“短期勝負”が前提となる相場なのです。
上記の他にも日本通信(9424)やジェクシード(3719)などもありますから、よく市場を観察して上昇している株の傾向を掴みながら銘柄選定していきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『売りが出来る人は玄人』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
野崎印刷(7919)
千趣会(8165)
シンバイオ(4582)
日本通信(9424)
ジェクシード(3719)
執筆者:加藤あきら
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