株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-03-06 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

投資家の投げ売りが止まらない異常事態!!景気失速で株安なのか??

2018年の年の瀬を思い起こさせる大変な地合いですが、この売りアルゴは非常に厄介で早く規制をかけないとダメですね。

こんな時に【あすなろ創業祭】どころじゃないだろ!と思うのですが、これは何よりもあすなろ会員の皆様あっての記念行事です。

日頃からこの拙い『加藤あきらの投資戦略室』をご覧いただけていることにも大変感謝しております。

今回も大変厳しい地合いながら、是が非でも会員様に期待どおりの利益を勝ち取っていただきたいとの思いから優良株を【あすなろ創業祭2020 大金星銘柄・金星銘柄】としてお届けできれば嬉しい限りです。

相場は良い時も悪い時もあって、今はそれが日替わりで急騰急落ですから投資家にとっては非常に疲れる、神経を擦り減らすものだと思います。

冒頭で述べたように、これは「機械的な売買の暴走」と言えるもので、既に人間業とは別次元のところにあります。

しかし、忘れてはならない事実として、株式は“有価証券”として価値があるもので、単なる数字が上下するものではありません。

それが短期的に極端な値動きを伴って“バーゲンセール”になっているのが今だということです。

投資家にとっては自身のポートフォリオの資産が目減りしていくことは目を背けたい気持ちになりますが、【価値あるものが割安になっているという事実を客観的に見れる】ことが重要です。

そう、客観的に市場を見渡せば投資環境としては悪いどころか、むしろ非常に良い環境です。

その根拠は後述するとして、そう考えますと今回の【あすなろ創業祭】はまさしく“ハズレなし”です。

いずれの会員様も「大金星銘柄・金星銘柄」にご当選され、現在の地合いを鑑みたら先週みたいに緊急割引キャンペーンを実施してでも手にしておいていただきたい銘柄であるのは事実です。

しかし、今回は企画の主旨としても、日頃の感謝の意を込めて堂々と利益を狙っていただける銘柄をご用意させていただいた次第、株高シナリオに自信を深めているのが実状です。

よって、割引キャンペーンも無いですが、改めて言わせていただきますと、【暴落もありません!】

これは「リーマン・ショック以来の危機なのでは?」「3.11東日本大震災のショックと似ている」など様々にお問い合わせいただきます答えとして明言しておきましょう。

昨日の空売り比率を見ると売買の49.9%が空売りによるものでした。おそらく本日もこれを上回る可能性があります。

暴落に賭けて空売りしてみようと考える投資家もそれだけ多いということになります。

本日は米雇用統計を控えた週末ということもあり、買い方も手控えムードになるのは当たり前ですから、それだけに余計に下げたと言ってよいでしょう。

たしかに金融当局、とくに日銀などは後手に回って政府や米国の動きを見ながら身動きがとれないのが現状です。

しかし、新型ウイルスの詳細なデータを握っていると考えられる金融当局は、市場の不安いっぱいの値動きとは裏腹に、米FRB、日銀ともに「景気への悪影響をそれほどまで悪くなるものとは認識していない」というのが本音でしょう。

つまり、“景気失速はしない”ということです。

米国の緊急利下げにしても及び腰で仕方なく実施したに過ぎず、売り方にはとりあえず何でも売っておけば儲かるといった売り安心感が漂ってきます。

しかし、売り方が圧倒的に売り安心感に浸っているような時はたいてい相場の転換寸前であったりするものです。

市場の投資家心理が極端なまでに悪化しているのは市場の激しい値動きによるもの、つまり「ボラティリティ」の急上昇であって、これは新型ウイルスが実際のファンダメンタルに及ぼす悪影響とは切り離して考える必要があるでしょう。

新型ウイルス「COVID-19」はたしかにの感染拡大が懸念材料ではありますが、風邪やインフルエンザも同じウイルスの類で、治療方法が確立されている既知のものか、未知のものかの違いがあるだけです。

例えば今の世相からは、不要不急の外出を控えたり、マスクだけでなくトイレットペーパーの買い占めが起こったりと過剰に混乱気味ですし、イベント中止が相次いでいるのも事実で、この自粛ムードはかつての3.11東日本大震災を思い起こさせます。

しかし、巷の不安要因として挙げられているサプライチェーン寸断の問題などは、製造業などの供給サイドで物理的に工場が倒壊したわけでなく、物流インフラも機能していないわけではありません。
すでに震源地の中国では工場を再稼働させる動きが出てきています。

消費者として需要サイドにしても消費手控えムードはありながらも、全く消費しないということは無く、トイレットペーパーにしても在庫が無くなれば新たに買わざるを得ず、今のウイルス騒ぎが収まれば必ずその反動が出てくることになります。
これはどんなモノであっても構造は一緒です。人間の経済活動が急に原始的なものに変わるわけはありません。

こうした需要と供給をコントロールする役割を果たすのが政府・中央銀行の仕事で、かねてよりお伝えしてきた通りに政策的な財政出動・金融政策であり、つまるところ、彼らが仕事しなければ始まらないということです。

日本株は先物主導でこの下げが引き起こされているわけですから、直近安値3/2の20,460円がテクニカル上の下値となります。
しかし、為替水準がドル円で105円台に入ってきていますので、これは前から指摘してきた米10年債利回りが低下していることによってドル売り要因となり、日本株の売り圧力になっているわけです。

よって、米10年債利回りを注視すべきとの見方は変わっておらず、こちらは1.000%を割り込み、昨晩の安値は0.899%、今日のザラ場中で0.808%まで低下しました。
これが反転してくればようやく株式市場も反転攻勢に入るようになるということになります。

先日の米FRBが0.5%緊急利下げに踏み切った時の政策金利は1.50%-1.75%でしたから、現在は1.00%-1.25%に引き下げられたことになります。
今のマーケットはそれだけでは飽き足らず、更なる利下げをおねだりしている状況です。

債券プレーヤーもまるで仕手株のように債券を買い漁り、少しでも利回りがあるうちにといったところかと思いますが、国内の金融機関などは低利で資金調達し国債を買っても結局利ザヤが縮小して自分で自分の首を絞めるような状況と言えます。

彼らがリスク回避と思ってとっている行動が実はリスク無視で過剰なリスクを取ってしまっている状況にあることは頭が非常にキレて理屈っぽい彼らに分からないはずがありません。

やはりこれも機械的な売買に全て任せてしまっている負の側面が出てきているということなのでしょう。

過去を振り返れば、こうした何とかショックと呼ばれるものはその後大幅に儲かる相場の起点となっていることは明らかで、各国の政府・中央銀行が一致団結して景気対策に本腰を入れるとなると尚更です。

投資家としての問題はそれまでの時間をどうするか、この一点に尽きるかと思います。

週末の金融当局の動きに目を光らせておくのはもちろんとして、自身のポートフォリオから目を背けずに、売り目線から買い目線に転じていくところです。

今日であれば値下がり銘柄が97%近くあった中で希少な値上がりをみせたセリア(2782)に注目してみようと思いましたし、私は日本電産(6594)をはじめ日本光電(6849)なども下げ渋ったとみています。

25日線が攻防戦となっている大塚商会(4768)やパン・パシフィック・インターナショナル(7532)などの値動きに注目しておきたいと思います。


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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
 あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)

『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
 彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)

それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
セリア(2782)
日本電産(6594)
日本光電(6849)
パン・パシフィック・インターナショナル(7532)

執筆者:加藤あきら

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