日本精工(6471)のレーティング引き上げに思う
まずは相場に関係のない話からで恐縮ですが、下記3銘柄の「ニホンセイコウ」に関するお問い合わせに関しましては、是非、銘柄名だけでなくコード番号も一緒にお知らせくださいませ。
・日本精工(6471)
・日本精鉱(5729)
・日本製鋼所(5631)
もしくは、下記のような昔の相場のニックネームでお伝えいただいても構いませんが、
今や任天堂を「トランプ」と呼んだり、シャープを「早川」と呼ぶ方々の方が少数派なので、やはりコード番号を併せておしらせいただく事こそが妥当かと存じます。
・日本精工(6471)=「コメ工」(コメコウ)
・日本精鉱(5729)=「ボロコウ」
・日本製鋼所(5631)=「アーム」
そのうち、「昔の名前で出ています」シリーズは、相場用語などと共にあらためてご紹介したいと存じます。
その日本精工(6471)について、米系大手証券会社は10月4日付で、レーティングを「イコールウェイト(中立)」から「オーバーウェイト(強気)」に引き上げました。
併せて目標株価も950円から1050円に引き上げております。
同社の今期2Qの決算は、11月1日に発表予定ですが、当該米系大手証券会社は2Qをボトムに、下期に向けては部品調達の正常化に伴う業績改善が期待できると分析しています。
来期業績についても大幅増益が見込まれる中、株価の割安感は強い事を指摘しており、
2Q決算発表の前後で、仮に今期業績の下方修正が行われたとしても、そこは悪材料出尽くしと見る旨提言されています。
同社株については、9月の初頭に、異なる米系大手証券が「中立」から「売り」にレーティングを引き下げ、あくまでも私見ながら、私は「機を逸した印象」とご紹介申し上げました。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2021&month=9&date=3
同社株の年初来安値は10月1日の741円ですが、昨日10月4日は前掲のレーティング格上げを受けて+2.54%と反動高を演じました。
3月23日の年初来高値1202円からの下落トレンドは、ほぼ丸6か月を経て、底入れを確認するステージに移行したものと見ます。
ベアリング最大手である同社株の底入れは、ベアリングや軸受けといった同業他社に対してだけではなく、工作機械等をも含めた機械セクター全般の株価の底入れにも、遅かれ早かれつながる動きになろうと期待しておるところです。
今期・来期の業績拡大見込みの一方で冴えない展開を続けてきた、「景気敏感株」と目される機械セクター全般の株価が、ようやく底入れ確認タイミングを迎えつつあることは、
半導体関連株や自動車部品や車載機器についても、概ねポジティブ視されるものとして歓迎したいところです。
全体相場の展開は未だに中国の景気鈍化懸念の影響から抜け出せておりませんが、やはりここからは、国内3月決算企業の2Q業績、もしくは下期業績の好調推移を株価は織り込む展開を想定し、日経平均が3万円台へ切り返す事をメインシナリオとして継続したい、と存じます。
執筆:木村泰章
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