踏み上げ相場も期待できるかも
個人的には「こじっかり」、いえいえ、「そこそこ上出来」と見ています。
昨日の決算発表を受け、個人的に本日の値動きに注目していたのは村田製作所(6981)。
決算発表よりも前に、同社の社長の、中国圏のスマホ需要の低迷が深刻であると見ている旨が報道されましたが、その報道後は、むしろ株価は小幅に切り返しを見せていました。
昨日発表された2Q決算では、7-9月期営業利益は1064億円で前年同期比9.1%減益となり、市場予想を100億円近く下振れました。
併せて、今通期の営業利益予想を、4400億円から3800億円に下方修正し、一転して前期比で減益見通しが示されました。
それらの数値だけを見れば、本日の株価は大幅安となってもおかしく無く、ゆえにその値動きに注目していたわけです。
結果、終値では1.58%安。
寄り付き直後が本日の安値圏で、そこからはジワジワと下値を切り上げ、14:50には本日の高値7211円を付けています。
なぜか?
はい、「買い戻し」と考えるべきでしょう。
村田と言えば、直ぐに連想されるのが米インテル。
先週末に発表された米インテルの3Q(7-9月)決算は、最終利益が前年同期比で85%減という落ち込みでしたが、同社の株価は発表翌日に一時10%を超える急反騰となりました。
つまり、電気機器全般や半導体関連には、既に、とっくに、先回り気味に「空売り」が仕掛けられており、それを「教科書(セオリー)どおり」、決算発表を機にアンワインド(巻き戻し=買い戻し)したものと推察されます。
今のところ、村田に関しては、未だ「アンワインド」の域を出ず、機関投資家勢は「ドテン買い越し」とまでは転じていないように思いますが、インテルの場合は、いわゆる「ショートスクイーズ=損失をも覚悟下の買い戻し」も含まれていたものと見ます。
つまり、「踏み上げ」です。
日本の今回の決算発表集中シーズンは、全般的に、決算発表の内容に関わらず、株価水準的にもこの「踏み上げ」が期待できるように思います。
ましてや、好決算であれば、なおさらでしょう。
さらには、主力級大型銘柄群よりも、中小型成長株の方が、決算発表通過後の株価の方向性が上向きやすい印象です。
ゆえに、これから決算発表を迎える会員様のご保有銘柄にも、概ね、過度なご心配は無用であるように思います。
下ブレすれば買いチャンスかもしれません。
ご判断やお取り組みに迷われるようでしたら、是非お気軽に弊社までご相談ください。
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個人的に気になっている銘柄
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◆栗田工業(6370)
最終益は前年同期の約2.2倍に拡大し更に上方修正を発表。
節目6000円を意識した利食い売りにはご注意を。
◆トライアイズ(4840)
業績予想を下方修正も、その後買われるケースの銘柄。
ただ低位株でPBR0.6倍台である故、放置されてきた感も。
◆ネットイヤーグループ(3622)
株価底入れから25日移動平均線の上へ。
500円台の値固めが進めば75日線をも上抜くでしょう。
◆サイボウズ(4776)
日足チャートを見て思わず「キレイ!」とつぶやく人増加中。
株価は既に来期の業績回復を見ている印象です。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)[J-REIT]
9月後半にご紹介して以降右肩上がり。
ヒルトン東京お台場は予約殺到とか。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男Wの大儲けパラダイス特典銘柄(****)≫
凄っ!
一時ご紹介後の高値を更新!
◆≪緊急即日公開銘柄2022[第13弾](****)≫
第2ターゲットをクリア。
おめでとうございます!
◆≪木村泰章のSSS級銘柄(****)≫
引けの大口の買いは、
間際に取り消されましたが、怪しいぞ。
決算発表まで上を取ってくるか、楽しみです。
執筆:木村泰章
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