リバランスで一儲け
世界的なインデックスであるMSCI指数構成銘柄の定期見直しは、年4回実施されている。
※(2・5・8・11月)
1年前の5月の見直しでは、新規採用銘柄はなく、22銘柄が除外され日本株離れが話題になった。
ちなみに、前回(2月)の見直しの結果は以下
【採用】
・ベイカレント・コンサルティング(6532)
・マツキヨココカラ&カンパニー(3088)
【除外】
・伊藤園(2593)
・カカクコム(2371)
果たして今回の見直しはどうなるのか?
最後にWが予想する採用銘柄を記しておこう
・定期見直しの結果は日本時間5/12(金)早朝予定
・実際の入れ替えは5/31(水)終値ベース
【MSCIの採用(メリット)と除外(デメリット)】
◆メリット
世界的なインデックスであるMSCIに採用されるということは、海外投資家からの注目度が高まることを意味しよう。投資家は、MSCIに採用された企業に対して、一定の信頼を持っており、多くの投資家がその銘柄に投資する可能性がある。
投資家からの注目度が高まることで、需要が増え、株価が上昇する可能性がある。
◆デメリット
MSCIの構成銘柄から除外されると、MSCI指数に連動するETFやインデックスファンドなどの投資信託からも削除される。
※削除→売り圧力
除外となると、MSCI連動型の買い需要が入らなくなり、株価は中期的に下落トレンドを形成する可能性がある。
ただし、MSCIの指数から除外されても、その企業自体が健全であり、将来の成長に期待が持てる場合は、除外による株価のネガティブインパクトは一時的で終息する場合もある。
◆リバランスで一儲け
MSCIに採用された企業の株式が、投資家からの注目度により急激に買われたり売られたりするため、株価が大きく動くことがある。
特に入れ替えが行われる5/31の大引け間際の値動きは激しくなる可能性があり、その値動きだけでひと儲けを狙う短期資金の存在もあるほどだ。
5/12に採用・除外銘柄があれば5/31の大引け間際の動きに注目だ。
除外銘柄が上昇して、採用銘柄が下落するパターンが多かった記憶が・・・
【最後にWが予想する採用銘柄】
・上場来高値更新中のロート製薬(4527)
・こちらも上場来高値近辺にあるアシックス(7936)
MSCI採用期待の買いが向かっているのか・・・
以上、引き続きゴールデンウィークを楽しむべし
執筆:W
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