ありがとうございました。~2023年振り返り~
今年一年間「あすなろ投資顧問」をご利用頂き誠にありがとうございました。
会員様のおかげで、無事に新年を迎えることができそうです。
まずは心より感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
来年も引き続き会員様の利益を追求し、今年よりもさらに良い年となるように努力してまいります。
~Wの年内最後のコラム目次~
・★【日米相場四半期報告書】
・★【月別の日米相場報告書】
・★【2023年:日米相場まとめ】
・★【来年の干支、辰年の相場格言は?】
・★【相場を昇り龍のように上昇に導くポジティブ材料を羅列】
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★【日米相場四半期報告書】
【1月~3月まとめ】
1月から3月にかけて、日本市場はリスク選好姿勢により上昇したが、米国市場はFRBの利上げ停止への期待後退で下落。3月には米シリコンバレーバンクの経営破綻やUBSによるクレディスイス買収などの金融市場を揺るがす出来事が発生。しかし、影響は限定的となり買い戻しが優勢になった。
【4月~6月まとめ】
生成AI関連が賑わいグロース銘柄が上昇。
マザーズ指数が年初来高値を更新するが、後にシコリ玉として問題視されることに。
【7月~9月まとめ】
7月の月初に、日経平均株価指数は33年ぶりの高値を付け好スタートとなったが、米長期金利の動向に一喜一憂する展開となり、先行き不透明感から積極的に買い向かう動きは限定的となった。また、マザーズ指数の戻りの鈍さと信用需給の乱れが意識されるようになった。
【10月~12月まとめ】
日米ともに12月に高値を更新するという好展開となった。
米国市場ではメルトアップ
米株は、景気指標が改善されれば金融引締めが意識される綱引き相場となり、一年を象徴するような方向感が定まらない相場となった。
日本株は、積極的な買いが見送られる中、不意を衝く日銀の政策変更により、円高が進行し12/20は大きな調整となった。日銀の政策変更は、今後迎えるであろう利上げに対しての免疫力を付けるためのメッセージのように思う。
★【月別の日米相場報告書】
■1月
日本市場は、欧米の株式市場の上昇を受けて、投資家のリスク選好姿勢が強まり上昇。米国市場は、インフレのピークアウト観測を背景に米連邦準備制度理事会(以下:FRB)が利上げペースを緩めるとの思惑から、米長期金利が低下したことから堅調な展開となった。
■2月
日本市場は、円安が進んだことに伴う業績改善期待などから小幅高。
米国株式市場は、堅調な景気とインフレの高止まりを背景にFRBの利上げ停止が後退して下落した。
■3月
3月は、米シリコンバレーバンクが経営破綻。カヲルが所属していたUBSがクレディスイスを買収。
日本市場は、欧米の株式市場が下落するなかでも比較的底堅く推移し、月末にかけて上昇して終了。米国株式市場は、シリコンバレーバンクが経営破綻したことを受けて、金融システム全体に波及するリスクへの懸念が高まったことから一時急落。また、クレディスイスの信用不安が再燃したが、金融当局の迅速な対応やUBSによるクレディスイスの買収により金融不安が和らいだことで買い戻しが優勢となった。
■4月
日本市場は、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏による日本株(商社株)への追加投資表明や、月末の金融政策決定会合で日銀が大規模な金融緩和策を維持したことを好感して上昇。米国株式市場は、米物価指標がインフレ鈍化を示し、FRBの利上げ打ち止めが近いとの見方が強まったことなどから市場心理が改善し上昇。
■5月
日本株の独歩高。
日本の株式市場は、東京証券取引所の株価純資産倍率(PBR)1倍割れ企業に対する改善要請などから海外投資家の買いが膨らみ、バブル崩壊後の高値を更新。米国市場では、ハイテク株が堅調だったものの、FRBによる金融引き締め長期化への警戒感や米政府の債務上限問題が重石となり、NYダウが下落した。
■6月
日本市場は、円安の進展や金融緩和政策の継続、東京証券取引所による資本効率UPに向けた尻たたきへの期待から海外投資家の買いが継続、AI関連を中心に大幅に続伸した。米国市場では、FRBが米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内にあと2回の利上げを示唆したものの、米景気がソフトランディング(軟着陸)に向かうとの見方が強まったことから、NYダウが上昇した。
■7月
日本の株式市場は、月初に33年ぶりの高値を付けた後、ETFの分配金に伴う売りによる需給悪化懸念で下落したものの、月末にかけて値を戻す展開となった。米国市場は景気のソフトランディング期待が高まり、投資家のリスク選好姿勢が強まったことから、NYダウが13営業日連騰するなど、堅調な展開となった。
■8月
日本市場は、中国景気後退懸念が広がり下落したものの、月末にかけて値を戻し日経平均株価指数は小幅安となった。
米国株式市場は、米長期金利上昇を受けて軟調な展開となったが、日本市場同様に月下旬に開催された「ジャクソンホール会議」後はFRBの追加利上げへの警戒が後退し、下げ幅を縮小した。
■9月
日本市場は、米国株の下落を受けて月末にかけて値を崩し安値引けとなり、6月に高値を付けたマザーズ指数のシコリ玉が意識されるようになった。
米国株式市場は、FRBによる金融引き締めが長期化するとの観測や、政府機関の閉鎖懸念から米長期金利が大幅に上昇し、軟調な展開となった。
■10月
日本市場は、米国株の下落や日銀の政策変更への懸念などから弱含みで推移。米国市場は、中東情勢の不透明感や米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測から米長期金利が大幅に上昇したことを受けて、ハイテク株を中心に軟調な展開となった。
■億男Wのバースデーイベントが開催された11月の日本市場は、決算が好調だったことや、米国長期金利の低下の影響からハイテク株中心に買い戻しが優勢となり、大幅上昇となった。米国市場は、FRBによる利上げ局面が終了したとの見方が強まり、米長期金利が大幅に低下したことを好感して、大きく上昇。
■12月の日本市場は、信用取引の期日売りと思われる売り圧力が上値を抑える重苦しい展開となったが、日銀金融政策決定会合を起点に市場ムードが一転し、切り返しムードが強まる。米国市場は、ダウが史上最高値を更新、長期金利の利下げの時期が議論されるフェーズに進み、ハイテク株に思惑的な買いが入り終始堅調な動きとなった。
★【2023年:日米相場まとめ】
今年の相場を一言でまとめると「米国長期金利に右往左往」
今年は米国長期金利の動向に一喜一憂した一年だった。しかし、年後半は米国長期金利の利上げ停止から利下げの議論にフェーズが移り、米国市場では、国や企業などの経済状況を表すファンダメンタルズが 変わらないのに、買いが買いを呼ぶマーケットメルトアップが意識され、ダウは史上最高値を更新した。また、干支の格言である「卯跳ねる」は見事に的中し、来年の干支、辰に良いバトンタッチができた年となった。
★【来年の干支、辰年の相場格言は?】
「卯跳ね、辰巳天井」=卯が跳ねた後の辰年と巳年は高値を付ける年という事。ここでの「天井」はネガティブな意味ではなく、「高値で推移する」こと。戦前を含めた過去8回の「辰年」の日経平均株価の上昇した年と下落した年の割合は4勝4敗(ドロー)で、来年は辰年にとって勝ち越し、負け越しを決める重要なポイントになる。
私は、当たり前だが勝ち越せることを期待している。
★【相場を昇り龍のように上昇に導くポジティブ材料を羅列】
・東証の資本効率への尻たたきにより企業改革が加速
企業IRが活発化し海外マネー流入期待高まる
・新NISAのスタート
「貯蓄から投資」が本格化し底堅い相場展開に期待
・米国大統領選
バイデン大統領の再選に向けたリップサービスに期待
・ウクライナ戦争終戦
3月に予定されているロシア大統領選挙を前に、終戦を臨むロシア国民と5期目を目指すプーチン大統領の間でバトル勃発!?国民感情を抑え切れなくなった大統領がウクライナへ和平案を提出し終戦期待高まる。
・中東情勢沈静化
祈るのみ
・私がドラゴン年
口から火を吹くような銘柄を紹介する
・米長期金利低下
利下げのタイミングで株高期待
・日本の企業業績好調
原材料高の価格転換が浸透し業績拡大期待
・バフェット効果による日本株買い
商社株に次ぐ日本株投資に期待
・春闘交渉で賃金上げ
給料UPで個人消費活発化に期待
等々
来年の日経平均株価指数は、最高値38,915円を捉える相場になることを期待して、今年最後のコラムとする。
以上
★会員様にとりまして2024年が良い年となりますよう心からお祈り申し上げます。★
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