ドラゴンよりご挨拶
昨年は干支のアノマリー通り、卯年として日経平均株価は約33年ぶりの高値を更新し、大きく跳ねました。今年の干支は辰年ですので、昇り龍のように飛躍する年になるであろう!
簡単に昨年を振り返ると、2023年1月4日の日経平均の始値は25834.93円でした。その後、5月には兎がピョンっと跳ね、日経平均は3万円の大台を突破すると、中東情勢の悪化や米国金利上昇による売りを浴びても、底堅く推移して3万円を割ることはなかった。
辰年はどうなる?
相場の格言の一つに「卯跳ね、辰巳天井」という格言がある。これは、卯が跳ねた後の辰年と巳年は高値を付ける年という事。日本のバブル絶頂期であった1987年は卯年に始まり1988年が辰年で、日経平均の過去最高値(38915.87円)を付けた1989年が巳年という過去の動きから今年も上昇が期待できる。
また、新NISAも始まり「貯蓄から投資」が本格化して、全体相場は底堅い展開が見込めることと、昨年苦しめられた米利上げによる思惑的な日本株売り圧力がなくなり、利下げのタイミングで株高が期待できそうだ。
【選挙イヤー】
今年は日米共にトップを決める選挙イヤーとなる。
再選を狙うトップによるリップサービスを手掛かりに個別銘柄物色が活発になるであろう。
米大統領バイデン氏は歴代で最も環境対策を重視する大統領として政策を推し進めていることから再エネ関連に注目したいところ。
岸田氏は、半導体・蓄電池・データセンター・バイオといった戦略分野関連銘柄に引き続き注目。
日本市場の大局観は、紆余曲折はあるものの、年後半に高値を模索する展開を予想する。9月に任期満了となる岸田首相に変わる新首相期待による上昇で利益を狙う作戦と11月の米大統領選によるボラティリティの高まりを狙った短期狙いの作戦が有効であろう。前半仕込んで後半に売り買いを活発化させるイメージだ。
日経平均株価の想定レンジは32,000円~39,000円。
※1989年末に最高値の38,915円更新!
最後に、今年の干支である辰とはドラゴンのことだが、十二支では唯一、空想上の生き物である。一般的に「力強い」あるいは「神秘的」なイメージだと思う。
実は私、億男Wはドラゴン年である。
ドラゴンのイメージに負けぬよう会員様の為に精進する所存である。
今回はここまで、今年も宜しくお願い申し上げます。
執筆;ドラゴン億男W
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