1Q決算発表の心構え
1Q決算発表を迎えるにあたり、心構えを伝授する。
■1Q(4-6月期)通期計画のの妥当性(進捗率)を確認する
1Qはスタートして3カ月の実績となる。好調なスタートになったのか否かの確認だが、まだ先が長いため、実績を見て過度に期待したり悲観する必要はないと考える。
ロケットスタートを切り、通期計画に対する進捗率が前年を上回る(下回る)結果になっても、1Q時点で上方・下方修正するケースはまれであり、もしも業績修正が発表されるようであれば株価が好・悪反応を示しやすいと言える。
上場企業は先行きの不透明感から保守的な業績予想を出す傾向にあり、1Q時点の進捗率が低くても通期では帳尻を合わせてくる企業もあれば、株主還元強化を打ち出す企業もある。
1Qは通期計画に対する進捗率を確認し、大まかな傾向を把握する程度で良い。また、決算発表直後の値動きが荒くなる傾向があるため、短期的な上げ下げに一喜一憂せず、ドッシリと構えて決算発表当日を迎えてほしい。ザックリではあるが、進捗率の確認は以下のように通期計画を100として、1Q~4Qまでの各期間に25%進捗すると考えるとわかりやすい。
参考:通期計画を100%としたザックリ進捗率
1Q(4-6月期)=25%
2Q(7-9月期)=25%
中間時点で50%以上の進捗率を期待したいところ
中間時点で50%を大きく超えてくれば、上方修正期待が高まり株高になりやすい
3Q(10-12月期)=25%
4Q(1-3月期)=25%
※業種により決算のクセがあるので要注意。
1Q決算は、企業の期初計画が「保守的?」「妥当?」「志が高い努力目標なのか?」を見極める材料になる。
まぁ~スタートで躓いても、残り9ヵ月あることを考えれば、ポジションを調整するような投資行動は必要ないと考える。
以上、今日はここまで、
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