アタリマエの展開:良い押し目と見る
ドル/円の為替水準は、145円~150円レンジに留まっておる事から「通常状態」との印象ですが、150円目前から、本日は145円台へと円高方向に振れた事からも、日経平均の下落は「想定内」の範疇と見ます。
日経平均の戻りが一朝一夕では進まない事は想定どおりであり、かつ、グロース250指数が本日も小じっかりしている事も、概ね想定どおりです。
決算発表シーズンを通過し、個別企業の業績推移面/ファンダメンタル面こそが、今後は着目される事となりましょう。
その一環として、主力級大型株群から、中小型成長株群/グローズ株群にも、再評価的な買いが向かいやすいものと考えます。
直近の投資主体別売買動向によりますと、海外勢投機筋による先物売りが、8月5日の日経平均の歴史的な急落の主因と考えられ、6日に過去最大の上げ幅を記録しました背景も、海外勢投機筋の先物主導である可能性が高い事が明らかとなりました。
言い換えると、「一過性の」クラッシュと買戻しだった、と申し上げて宜しいでしょう。
一方、2024年8月15日までに決算発表を行った、TOPIX採用企業(時価総額割合は86.4%)の2024年4-6月期決算(3-5月期を含む)では、売上高は前年同期比7.2%増、経常利益は同10.8%増と良好な結果となりました。
事前予想を上回る好決算内容を受け、今後もEPS予想の上方修正は続く可能性が高いものと考えます。
経常増益寄与が相対的に大きいセクターは、貸出の拡大等がみられた銀行業、政策保有株売却の進捗等がみられた保険業等でした。
ドル/円為替水準が145円~150円レンジに留まれば、期初に期待されたほどの為替差益は生じないかもしれませんが、いわゆる「本業」部分の堅調推移は、逆に期初時点の想定よりも強めであると言え、この点が今後、個別企業の業績面にこそフォーカスした、投資家の「買い」が向かいやすい展開の「背景」となる事でしょう。
歴史的な大暴落を経験なさられた会員様各位は、もちろん、慎重な投資スタンスの重要性を再認識なさられた事と存じますが、その大暴落も結局、投機筋の急激なポジションの巻き戻しが引き起こした、一過性の出来事だった事から、むしろ、下落局面に対する耐性や免疫が備わって、過度に「動じない」スタンスこそを身に付けた事と存じます。
いきなり「リスクオン」へと傾くのは早計でしょうが、少なくとも過度な悲観視は無用との印象です。
「巡航速度」で「業績相場」に臨んでいただいて宜しいものと考えます。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆リョービ(5851)
◆ユニプレス(5949)
◆ジーテクト(5970)
◆旭ダイヤモンド(6140)
◆イーグル工業(6486)
先週の業種別株価指数で強かったのは非鉄金属と輸送用機器でした。
これは、自動車部品や車載製品を手掛ける企業群に、物色の矛先が向かっている事を示唆するものと見ます。
いずれも高配当利回り(3%超)という点も魅力ですね。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆守谷輸送機(6226)
昨年来の高値を更新!
3月28日のご紹介時からの高値騰落率31.32%。
◆クラウドワークス(3900)
ほぼ窓埋めが完了との心証です。
7月12日のご紹介時からの高値騰落率27.75%。
◆東邦亜鉛(5707)
一時1000円台へと回帰しました。
非鉄金属セクターです。
5月27日のご紹介時からの高値騰落率21.68%。
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単発スポット銘柄の見解
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