この50円以下の銘柄にはご注意。
そのほか、以下の超低位株群も危険とみています。
・THE WHY HOW DO COMPANY(3823)株価29円(9/24終値時点)端末管理や飲食等
・キムラタン(8107)株価19円(同)アパレル、不動産等
・創建エース(1757)株価26円(同)建設、コスメ等
・中外鉱業(1491)株価28円(同)リサイクル、不動産、アニメグッズ等
なぜかというと、簡単に2つの危険因子が考えられるからです。
(1)主力事業とは関連性が程遠い事業など様々なビジネスに投資しており、貴重な資本の投下先が分散されている。いわゆる「規模の経済」を活かしたメリハリの利いた事業ができない。
(2)株価がかなり低いということは、投資家から買われていない=不人気であることを如実に株式市場に反映されている。いわゆる「ボロ株」と言われ、マネーゲームの対象とされやすく株価の変動率(ボラティリティ)が大きい。
以上の2点から取り組みリスクが一般的な銘柄よりも高いのではないかと考えられます。
例えば、エルアイイーエイチ社の主力事業はHPを見ると「食品流通事業」かと推察されます(株式会社エフミート)。
また酒類製造事業(老松酒造株式会社)も手掛けており、これは食料品と関連性もあり投下資本のシナジーが期待できるでしょう。
一方で、教育関連事業にも手を出しているようです(株式会社創育、株式会社創研)。
同事業は学力テストの製作・販売などを行っており、主力事業に投下した資本が間接的に相乗効果を発揮することを期待するのは難しいでしょう。
教育関連事業は切り離して教育にノウハウをもつ経営陣と資金調達源を分ける、もしくは事業ごとに採算を独立化させる「カンパニー制」を採用すれば業績の向上が期待できるかもしれません。
ただ8/14発表の1Q決算における経常損益は3億9300万円の赤字、前通期は9億900万円の同赤字と業績推移は厳しい印象。
月足で株価を見ると、長い上髭を伴ったローソク足が散見され、株価推移も不安定な模様。
前営業日を起点とした5日移動平均の出来高は約5万株、東証の信用買い残は約43万株とシコリ玉も多く、地合いの変調に伴う損失覚悟の投げ売りが発生するようだと、本日の株価急上昇の反対方向に行くような暴落も考えられます。
従って、エルアイイーエイチ(5856)等の超低位株(株価50円以下の銘柄)の取り組みは危険でしょう。
確かに、初期投資額は低くて済みますし、様々な事業展開もリスクを考慮した「事業の多角化」とポジティブに考えることもできますが、今のところ投資には不向きと言わざるを得ません。
既に保有されている方の中には、戻りや急上昇を狙った長期保有スタンスを敷いている方もいらっしゃるかもしれませんが、業績が低迷している企業株などは保有期間が長引くほど保有リスクは増大することが考えられます。
よって、繰り返しになりますがこういった銘柄は取り組みリスクが高いと考えます。
■本日の取り組み注意銘柄
エルアイイーエイチ(5856)
THE WHY HOW DO COMPANY(3823)
キムラタン(81047)株価19円
創建エース(1757)株価26円
中外鉱業(1491)株価28円
※カラ売りを推奨しているわけではございません
無料新着記事
-
祝!女株将軍アスナのグランディーズ(3261)が2連続S高!
あすなろレポート〈夜版〉
(2024/09/25 17:00)
-
やっぱり、自民党総裁選ネタは株価材料にあらず
アナリスト木村の銘柄研究部
(2024/09/25 17:00)
-
国民の心をつかむような政策に期待
億男W直伝 勝利トレード攻略法
(2024/09/25 13:30)
-
順張りで監視銘柄3選
後場の注目株
(2024/09/25 11:30)
-
高配当銘柄
本日の厳選株
(2024/09/25 07:00)