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あすなろ投資顧問

2024-10-04 17:00:00

取り組み注意銘柄

その銘柄、甘い蜜には毒も?

本日の取り組み注意銘柄は中国A株(1322)です。

中国株といっても色々ありますが、今回は特に中国本土の株式市場で取引される「A株」に焦点を当ててみましょう。

A株は、中国の企業が発行する株式で、中国人民元建てで取引されます。一方、中国B株は、香港ドル建てで香港証券取引所で取引される株式で、主に外国投資家向けに発行されています。

さて、なぜわざわざ中国株に投資しようとする人がいるのでしょうか?それは、中国経済の成長が再び上向くかもと言う期待感の様なものではないでしょうか。

世界最大規模の市場を持つ中国は、一時よりは鈍化したものの、今後も経済成長を続けると予想されており、それに伴い中国企業も成長すると期待されています。特に、近年はテクノロジー分野や消費関連の企業が注目を集めています。

しかし、甘い蜜には毒もある。その可能性は否定できないでしょう。
中国株への投資には、魅力的な側面だけでなく、避けて通れないリスクも存在します。

まず、政治リスクが挙げられます。中国は一党独裁体制であり、政府の政策が市場に大きな影響を与えます。

例えば、政府が特定の産業を規制したり、企業の経営に介入したりする可能性があります。また、米中関係の悪化など、国際的な政治情勢の変化も中国株に大きな影響を与える可能性があります。

次に、情報開示に関するリスクがあります。中国企業の情報開示は、必ずしも国際基準に沿っているとは限りません。そのため、企業の財務状況や経営状況を正確に把握することが難しい場合があります。

さらに、為替リスクも無視できません。A株は人民元建てで取引されるため、人民元と投資家の本国通貨の交換レートの変動が、投資収益に大きな影響を与える可能性があります。

最近では、中国に融和的と見られる石破茂氏が新首相に就任したというニュースが流れ、中国関連株が買われているという見方もできるかも知れません。

また、中国政府が打ち出した一連の景気刺激策を受け、世界のヘッジファンドの中国株の買い越し額が過去最高を記録したという報道もあり、投資家の期待感を高めているようです。

しかし、これらのポジティブなニュースに気を取られて、中国株への投資を決断するのは早計です。中国のような一党独裁国家の株は、常に政治リスクに晒されており、そのリスクは他の国に比べて高いと言わざるを得ません。

「チャイナリスク」という言葉があるように、中国株への投資は、高いリターンが期待できる一方で、その分リスクも高い投資と言えます。投資を検討する際には、これらのリスクを十分に理解し、慎重に判断することが重要でしょう。

※上記は売りを推奨したり、投資の安全を100%補償しているものではありません。投資のご判断はご自身の意思で行ってください。


■本日の取り組み注意銘柄

中国A株(1322)

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