株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2025-01-07 17:00:00

スペシャル無料コラム

【第3話】実りの季節

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【先行投資の実り】

いつものように仕事をしていると、PHSに着信が入った。PHSを懐かしいと思う会員様もいるだろう。
※PHSは今から見れば携帯電話のおもちゃみたいなもの

「来た来た今日もお誘いの電話か」と思って出ると、いつもと様子が違う。

履歴書を用意しろと言われた。

いつも人当たりのよい先輩がちょっと緊張しているようにも感じた。

先輩からの電話の内容は、

「今回の案件は俺の居る会社ではない。欧州系のHSBC証券※が若手を至急欲しがっている」
※世界最大級のメガバンクでありロンドンに本社を置くHSBCホールディングス系の証券会社

というもの。

日本株の売買を熟知している若手を急募するという内容だった。

先輩「お前がもし入社できても快く思う人間は、ほとんどいないと思うが、それでもチャレンジするか?」

1秒考えた。

W「もちろんチャレンジします」

今思えば、自分の会社以外の求人を世の中に公表される前に伝えてくれた先輩に感謝の念しかない。

当時のWの心境は、

「ついに来たか!先行投資の実りの時期が!」
「たっぷり収穫してやる!」
「渋谷のタワーマンション計画に一歩前進だ!」

先輩のお力添えもあり、晴れてHSBC証券に入社が決まった。

そのころWは、猫との共同生活を終え東京都中野区に近い新宿区に移り住んでいた。
※家賃70,000円(築35年のアパート)

【外資系のカルチャーショック】

外資系に入社して、初めの洗礼はやはり日本人からの陰湿な攻撃である。

先輩から言われた「快く思う人間はいない」と言われたことを思い出した。

おそらく今いるチームの人間も自分の息がかかっている若手を呼びたかったはずである。

その若手を差し置いて、どこの馬の骨かわからない若造が単独で入社してきたのだから当然である。

Wは、外資系証券入社にあたり、ある事を覚悟していた。

日本株を扱うのは日系も外資も一緒だが上手いと認められれば何とかなると!

HSBC証券入社して数年、これも何か運命か公私共によくしてくれ、外資の求人をくれた先輩が入社してきたのである。

その先輩はゴールドマン・サックス証券などを転々として流れ着いた先がHSBC証券であった。

彼を知らない人はいないと言うほど証券業界では有名な人物で、チームの雰囲気が変わり陰湿な攻撃がなくなったのもこの先輩のおかげである。

【Wの欲は止まらない】

HSBC証券の親玉は、言わずとしれた世界最大級のメガバンクである。

当時の証券業界は変革期で、機関投資家のニーズにいかに早く対応するかで勝負が決まっていた。

システム化や様々な取引手法を受けるかどうかである。

銀行系証券の弱みは、提案から結論まで時間がかかることのように思える。

ある外資系証券が普通に受けている注文をHSBC証券は受けられない。

なぜ?本社からGOサインがでないからである。

提案して結論が返ってくるのに半年くらいかかったこともある。

その頃には別の問題が生まれ変革期に完全に乗り遅れていると感じた。

対応の遅れで儲けるチャンスを逃しているのである。

そんなイライラが募り始めたころ、日本橋東急デパートの跡地に、のけぞるような生意気なビルが造られていた。(ビルの画像はBofA証券で検索)


そこに入居する会社を調べてみると米系大手証券メリルリンチ(現:BofA証券)が入る事になっていた。

生粋の証券会社で判断の速さは銀行系とは比べ物にならない印象があった。

いつしかWの中で渦巻く「メリルに行く!あの、のけぞった生意気なビルに行く!」という野望。

そのためには、今以上に知識を高め即戦力となる実力が必要となる。

銀行系証券と生粋の証券では儲けるための貪欲さが違う。

ザックリ言えば銀行系にグレーゾーンは存在しない。

しかし、証券系にはグレーゾーンが存在する。

グレーゾーンというと悪いように聞こえてしまう可能性があるので、言い換えれば法律の条文等に記載(解釈)のないところや法律の行間(解釈)内での利益の追求である。

他社が踏み入れていないゾーンが1番儲けることができるのだ。

儲けることができれば、自分の実入りも良くなるのが外資系である。

転職を考え始めたころ、Wに神風が吹き荒れる! 昔、可愛がってくれた別の先輩から、突然、着信があったのだ。

~以下電話のやり取り~

先輩「お前、今何やってるの?」

W「HSBC証券でトレーダーやってます」

先輩「うちくる?」

W:「宅飲みですか?」

先輩:「メリルだよ」

W:「えー-先輩、今メリルにいるんですか?」

先輩:「ああ。チーム編成が行われる予定がある」

W:「0.5秒考えて、行きます」

先輩:「今から履歴書を持って会社に来い」

W:「今からですか?了解です」

当時のメリルは日本株のテコ入れを図るためチーム強化と増員を模索していた。

これでもかというくらい面接を重ね、何とか採用をつかみ取った。

5月に入社したあと、これでもかというくらい研修を受け、本格的に業務を開始したのは12月位だったと思う。


【目標達成】

メリルの入社が決まると、人事部から驚きの電話が掛かってきた。

人事「引っ越されますか? 条件に当てはまる物件でしたら、全てこちらで用意します」

まじか!

VIP待遇だ。

米系証券では当たり前らしいが、そんなことを知らないWは舞い上がり!

新宿の夜空を見上げながらガッツポーズをしていた。

人事「家賃だけ支払っていただければ大丈夫ですよ」

W「お願いします」

この時点で、Wの当初の目標「タワーマンションに住む」が達成された瞬間である。

家賃は想像に任せるが、世田谷区池尻の新築マンションである。

次号【第4話】へつづく
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