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昨晩の米国株。
NYダウは9ドル安。
今晩の米債券市場は短縮取引、
金曜夜はグッドフライデーで休場ということもあり小動き。

トランプ発言、今度は米アマゾンへ。
課税強化や反トラスト法違反（日本で言う独禁法）での提訴を検討しているとの報道から一時7％超下げ、終値では4％安

フェイスブックに始まったIT規制強化の動きから、
FANGをはじめとした米ハイテク株の下落がキツイ。

一昨日はツイッターが10％超の下落。
テスラやNVIDIA、Netflix等も下げが厳しい。

ハイテク株中心のナスダック指数は2/9以来の安値水準となっている。

アップル、アマゾン、アルファベット、マイクロソフト等々、
世界の時価総額上位企業だけに影響は少なくないが、
個別のチャートを見てみれば、
ここまでの前段で上昇を続けていたこともあり
正常な調整の範囲内とも言えるだろう。

さて、昨晩発表のGDP確報値。

改定値の+2.5%から上方修正し+2.9%に。

修正幅が大きく少々インチキ臭いが、
景気の強さを確認するとともにドル買い円安要因に。

ドル円が一時107円台に乗せる等、
市場関係者の中では急激な円安に疑問の声も。

〇月末・期末の実需のドル買い。
〇上述の米GDP確報値が良かったこと
〇6月に日朝首脳会談との報道。
〇投機筋の円売りポジションが大幅整理されたことから需給改善
〇テクニカル上の上値抵抗ライン抜け。

要因として挙げられるのはこんなところ。

チャート面では1/9に25日移動平均線を割り込んで以降、
下値、上値とも切り下げ傾向が続いており、
25日線を明確に上回る局面はここまでなかった。

目先、25日線を上回りつつ、
3/13に付けた107円29銭の戻り高値上抜けとなれば、
トレンド転換となり、
日本株としては頼もしい支援材料となるだろう。

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執筆　相場師　徹兜